Wi-Fiホームルーターまるわかりガイド

Wi-Fiホームルーターは使用住所が限定されている?

Wi-Fiホームルーターまるわかりガイド

Wi-Fiホームルーター(置くだけWiFi)は、コンセントに挿すだけで比較的安定した高速インターネットが利用できる据え置き型端末です。 工事不要で即日利用でき、固定回線並みの無制限通信が特徴。集合住宅にお住まいで光回線が導入出来ない場合などの選択肢としてお勧めできます。引っ越し手続きも簡単で、一人暮らしや賃貸住まい、工事を避けたい方に最適な選択肢です。


Wi-Fiモホームルーターの画像

Wi-Fiホームルーターは使用住所が限定されている?

結論から言うと、 サービス(キャリア)によって異なります。 大手キャリアの多くは「登録した住所以外での利用」を禁止していますが、WiMAX(UQ系)のように、日本国内であればどこでも利用できる柔軟なサービスも存在します。


キャリア別の制限状況

主要なホームルーターの利用場所に関するルールは以下の通りです。
制限あり:ドコモ home 5G / SoftBank Air / Rakuten Turbo は契約時に登録した「設置場所住所」以外での利用は禁止されています。
ペナルティ: 登録外の場所で使用すると通信が検知され、利用停止や強制解約のリスクがあります。
引っ越し時: 引っ越し先で使うには、事前に「ドコモオンライン手続き」や「My SoftBank」「my 楽天モバイル」などから設置先住所の変更手続きを行う必要があります。
但し、引っ越し先の住所がキャリア回線のエリア外の場合は利用できません。


UQ WiMAX / au ホームルーター

制限なし: 日本国内の提供エリア内かつコンセントがある場所であれば、登録住所以外(実家、旅行先、出張先など)でも利用可能です。
注意点: 郵便物の受け取りなどのため、引っ越し時はUQ WiMAX公式サイト等から住所変更手続き自体は推奨されています。


住所制限がある理由

ドコモやソフトバンクなどに制限がある主な理由は、ネットワークの負荷管理です。
固定設置を前提に基地局の容量を割り当てているため、ユーザーが勝手に移動すると特定のエリアに通信が集中し、全体の通信品質が低下するのを防ぐ目的があります。

Wi-FiホームルーターにSIMフリーの一般市販製品はあるの?

通信キャリア事業者とは関係なくSIMフリーの一般市販製品があります

マイクロSIMの画像

ホームルーターには、特定のキャリア契約に縛られず、好きなSIMカードを挿して使える SIMフリー(SIMロックフリー)製品が複数存在します。


モバイルWi-Fi(モバイルルーター)のSIMフリー義務化は、総務省のガイドライン改正により 2021年10月1日以降に発売された機種から原則として適用されています。この日以降、大手キャリアを含む通信事業者から発売される新機種は、特別な事情がない限り、SIMロックが設定されていない「SIMフリー」状態で販売されています。
したがって、2021年10月1日以降に発売されたモデルであれば、購入したその日からSIMフリーとして利用可能です。


これらは家電量販店やオンラインショップなどで端末単体として販売されており、4キャリア(NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、楽天モバイル)は勿論、格安SIM(MVNO)などと組み合わせて、月額料金を抑えて利用することも可能になり、自由度が大幅に向上しました。


代表的なSIMフリーWi-Fiホームルーター

主要なメーカーから、通信方式や速度の異なる製品が展開されています。

これらのSIMフリー Wi-Fi ホームルーターは、MVNO事業者が発行するSIMを活用して、おうちの固定Wi-Fi ホームルーターとして利用するのに最適な製品です。


tp-link

Deco X50-5G: 最新の5G通信に対応し、家中に電波を届けるメッシュWi-Fi機能も備えた高性能モデルです。

ArcherMR600/A: 4G+Cat6/LTE対応のSIMフリー ホームルーター。背面に外部アンテナがあり、電波を掴みやすい設計が特徴です。


Deco X50-5G Wi-Fiホームルーターの画像
Archer MR600/A Wi-Fiホームルーターの画像

I-O DATA

UD-LTA: 2025年発売のモデル。4G/LTEに対応し、設定のしやすさから「楽天モバイル」やMVNO事業者などの格安SIMでの運用に向いています。


WN-CS300FR: コンパクトな据え置き型。日本の主要4キャリアのプラチナバンドに対応しており、安定した通信が期待できます。


UD-LT2: UD-LT2は、4G/LTEのモバイル回線と、フレッツ光などの固定回線の両方に対応した希少なモデルです。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル、それに準ずるMVNO各社のSIMに対応しています。標準SIMを挿入してデータ通信ができます。(複数SIMの同時利用はできません)


UD-LTA Wi-Fiホームルーターの画像
WN-CS300FR Wi-Fiホームルーターの画像
UD-LT2 Wi-Fiホームルーターの画像

PIXELA

PIX-RT100: 4G/LTE対応モデル。シンプルなデザインで、主要キャリアのバンドを幅広くカバーしています。

主要4キャリアに対応、バンド固定機能も搭載。4つのLANポート搭載でパソコンなどを有線LANで使える。


Wi-Fiルーター PIX-RT100の画像
Aterm Station

HT100LN: 据え置き型 LTE ルーター dual band nanoSIM×1 ドコモ、AU回線向け(楽天回線は非対応)

HT110LN: 据え置き型 LTE ルーター dual band nanoSIM×1 ソフトバンク回線MVNO向け(楽天回線、楽天モバイル(ドコモ回線・AU回線)に非対応)

WAN:LTE LAN:11ac/n/a(5GHz帯)⇔11n/g/b(2.4GHz帯)に対応し、PCやタブレットなど最大10台と接続が可能。SIMロックフリーのLTEホームルーター。
バッテリーは内蔵せず、ACアダプターで駆動、AC電源が瞬断した場合でも、AC給電の再開で自動再起動を実現。


Wi-Fiルーター PIX-RT100の画像
FUJISOFT

用途別のラインナップ

● +F FS050W: 5G対応、Wi-Fi 6対応、最大32台接続の高性能モデル。
5G対応のモバイルルーターで、法人向けのMDMサービス「+F MDM LiNK」に対応しています。
4機種とも基本は「モバイル」用ですがオプションのクレードルを使えば固定化してホームルーターとしても使えます。


● +F FS045W: 2025年5月発売のeSIM対応4Gモデル、海外利用可能。
eSIM対応の4Gモバイルルーターです。別売スタンドで固定ルーターとしても使えます。


● +F FS040W: テレワークやオンライン会議に最適な実用モデル。
別売スタンドで固定ルーターやカーWi-Fiとしても使えます。


● +F FS030W: 旅行やアウトドアに適した高コスパモデル。長く販売されている人気の4Gモバイルルーターモデルです。
SIMロックフリーのモバイルルーターです。大容量バッテリーで長時間の連続通信の際も安心です。
基本は「モバイル」用ですがオプションのクレードルを使えば固定化してホームルーターとしても使えます。


● さらに具体的な商品情報はリンクからご覧いただけます。購入も可能です。

+FシリーズのAmazon公式ページへ

FS030W Wi-Fiルーターの画像
Wi-Fiルーター PIX-RT100の画像
FS040W Wi-Fiルーターの画像
FS030W Wi-Fiルーターの画像

SIMフリー製品を選ぶメリットと注意点


SIMフリー製品を選ぶメリット

契約の自由: 契約期間の縛りがない格安SIMを選べば、いつでも解約や乗り換えができます。

場所の制限がない: 多くの場合、キャリア版のような「登録住所以外での利用禁止」という制限がなく、電源があればどこでも使えます。


SIMフリー製品を選ぶ際の注意点

APN設定が必要: スマホと同様、最初にSIMカードに合わせた接続設定(APN設定)を自分で行う必要があります。

端末代金: キャリアのような「端末実質無料」キャンペーンがないため、初期費用として端末代がかかります。

SIMフリーの確認:MVNO等の格安SIMを利用する場合は、可能な限り事前にネット上の情報などでSIMの動作確認をしておくことを推奨します。


SIMフリー製品・番外編

ドコモのhome 5G端末(HR01/HR02): (HR01/HR02)はSIMフリーのため、 ドコモ系MVNO(格安SIM)や楽天モバイルのSIMを利用可能です。APN設定を端末画面から行えば通信可能ですが、公式な動作保証外であり、MVNO側で制限があれば繋がらない場合もあるため注意が必要です。


home 5Gはドコモ回線に最適化された周波数(バンド)に対応しています。ドコモ系のMVNO(IIJmio、mineoのDプランなど)であれば、エリアや電波の掴みにおいて最も安定して利用できます。他社回線(au・ソフトバンク・楽天)では対応バンド(n78/n79、Band 1/3/19/21など)が合致していれば通信可能ですが、プラチナバンドの対応状況によっては屋内での電波が弱くなる可能性があります。


基本的には、ドコモ公式は専用プラン「home 5G プラン」以外での動作を保証していません。自己責任での利用となります。


UQ WiMAX: (例: WiMAX HOME 02, 5G L11/L12/L13など)は、原則SIMロックがかかっていません。
nano SIM(一部製品はmicro SIM)に対応しており、au回線系のMVNO(mineo, IIJmioなど)や、楽天モバイルのSIMなどが動作した報告があります。


但し、周波数帯(バンド)が異なる事による制限により電波の掴みが悪くなる(プラチナバンドに対応していない等)可能性があり、自己責任での利用となります。


SoftBank Air / Rakuten Turbo:MVNO等の他社のSIMカードは一切使用不可能です。新規でWi-Fiホームルーターの購入を検討されている場合、上記に挙げた4キャリア事業者のこれらの製品の中古品などには手を出さない方が良いでしょう。(オークションやフリーマーケット等で中古品として売られています。)

ドコモ home5Gの画像
UQ WiMAX L13の画像
Rakuten Turboの画像
SoftBank Airの画像

モバイルWi-F-ルーターとホームWi-F-ルーターのSIMを兼用できるのか?

マイクロSIMの画像

モバイルWi-FiとホームルーターのSIMは、WiMAXの場合、モバイル用とホーム用でSIMが共通化されており、機器を入れ替えて利用可能です。
その他のキャリア(ドコモhome 5G、SoftBank Air、Rakuten Turbo)では登録住所のみで使用可能なのでモバイルWi-Fiとしては使用できません。


但し使用可能な一例を挙げると、「Rakuten最強プラン」のSIMを使う場合、場所の制限がないため、家ではホームルーター、外出時はモバイルルーターに差し替えて使うといった運用が自由にできます。
他のキャリアでもSIMのみの契約プランがあれば可能です。


スマホ向けプランのSIMを流用する方法として、「ドコモ MAX」 や「ドコモ ポイ活 MAX」など、データ無制限で利用できる最新の主要プランです。
ahamo (アハモ)にはオンライン専用の低価格プラン(30GBまたは110GB)などがあります。


ソフトバンクでも、 SIMカードのみの契約は可能です。「メリハリ無制限+」や「ペイトク」などのスマホ向けプランをSIM単体で契約する方法です。また、タブレットやルーター向けのデータ通信専用3GB/50GBプランもあります。音声通話が不要な場合、スマホプランより安く抑えられることがあります。これもSIMフリーのルーターであれば差し替えて兼用可能です。


余談ですが、最近になって増えているWi-Fiモバイルルーターの「買い切り型」などのサービス事業者の、クラウドSIMタイプのルーターをホームルーターとして使用すれば、国内の4キャリア(又は3キャリア)の電波から最適な回線を立地条件に合わせて自動で選択、接続してくれるのでキャリア固定型よりも有利に使用できます。(契約時に複数キャリアタイプのサービスか確認する必要があります)

注意事項&まとめ

※ SIMフリーのルーターでもAPN設定が必用です。(自動設定の機種もある)

※ 一部のSIMは契約した特定の機器でのみ動作するロックがかかっている場合があります。(契約時に確認が必用)

※ メリットとして、SIMカード1枚で、外出先(モバイル)と自宅(ホーム)で通信データを共有・節約しつつ、シーンに応じた機器を使い分けられます。

※ スマホでも、デュアルSIMスロットがある機種ならホームWi-F-ルーターのSIMカードを外出時にスマホで使用する事もできます。